当時、まだコーヒーのことも大して知らない。

ただカフェや喫茶店でコーヒーを飲むのが好きだった。

大阪桜ノ宮駅近くの「バール・ウーノ」

店内は賑わっている。

エスプレッソが一押しなのだそう。

おすすめされるまま、エスプレッソを注文。

一口飲んだ瞬間、衝撃を受けた

今まで飲んだエスプレッソの中で1番濃厚や！

店主に聞くと、イタリアナポリの豆だとのこと。

イタリアのバールは活気が溢れていて、

気軽に楽しめる場所

それを聞いて、イタリア本場のバールを知りたくなった。

店主の話す声や顔を見ていると、本当に楽しそうだったから。

それから居ても立ってもいられなくなり、

まだ海外に一度も行ったことがなかったけど、

すぐにイタリア行きの航空券を取った。

エスプレッソ1杯、こんなにも楽しい時間が流れるなんて素敵だなと思った。

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感動というか思い出話になってしまうかも知れないが、

まだ18か19歳くらいのときに先輩がコンビニでよく買ってくれていたコーヒー牛乳。

大好きな先輩で1番慕ってた人だったから一緒に飲んでいるだけで

美味しく感じたのかもしれないけど、甘いながらにも優しい味わいが

大好きだった。

今でも時々思い出す、若かりし頃の甘く苦い思い出とともに

そのコーヒー牛乳の甘く優しい味わい。

美味しいコーヒーというと、

高級な豆だったり、焙煎したての豆だったり、こだわりの豆をイメージする人も多いかも知れない。

もちろんどれも美味しいコーヒーだし正解だと思う。

でも、コーヒーには味わいだけではなく、

何か思い出と結びついていたり、昔に飲んだコーヒー牛乳が

どこかで私の支えになっていたり、このコーヒー体験が今に

結びついていたりする。

だからそんな想いとともに皆さんに

美味しいコーヒをお届けできればなと思います。